真野恵里菜(27)が7日、都内で主演映画「青の帰り道」(藤井道人監督)の初日舞台あいさつを行った。

群馬県前橋市と東京を舞台に、地元に残った者、夢を追って上京した者。それぞれの人生が交錯し、過去の思いを胸に抱きながら、新しい未来に向かって進んでいく7人の若者の夢と挫折を描く青春群像劇。

出演予定だった元俳優の不祥事による撮影中断を乗り越えての公開初日に、真野は涙ながらに「やっとみなさんの元に届くという喜びと、一つの作品を作ることのむずかしさを感じました。心に何かひっかかったり、ただ楽しいでは終われない映画だと思いますので、ここが良かった、こう感じたなどの感想をください」と呼びかけた。

脚本も担当した藤井道人監督は、「おもしろいキャストと信頼できるスタッフを迎えて、2年間かけてようやくこの映画を届けることができて本当にうれしい。1本の映画ができるというのは奇跡に近いなと思ったし、映画やものの作り方が変わったのを実感しました」とようやく映画の公開を迎えた喜びと苦労を語った。

舞台あいさつには、共演の森永悠希、戸塚純貴、秋月三佳、富田佳輔も登壇した。