上田慎一郎監督(34)がが7日、都内のHMV&BOOKS SHIBUYAで行われた映画「カメラを止めるな!」の「アツアツファンブック」発売記念イベントで、映画の決めポーズ“ゾンビポーズ”を「かしこまった場所でもやっちゃう」と、ほぼ条件反射になっていると明かし、苦笑した。

トークの中で、カメラマン細田学役の細井学(59)が、「アツアツファンブック」の取材を受けた際、劇中の名ポーズを要求され、即座にゾンビを演じたエピソードが明かされ「急にゾンビになる。役者はすごい」と称賛の声が上がった。細井が「舞台あいさつの際に何回も、何回もやっているからね」と胸を張ると、上田監督は「今、ゾンビポーズが1番、楽ですよ。(映画のイベントと)全然、違う場で、やっちゃうことがあるよね」と苦笑した。

この日は、劇中で子役の母親を演じた、佐渡未来の36歳の誕生日だった。サプライズでケーキを贈られた佐渡が「本当に一生、忘れられない…こんなに大勢の方に、こんなにお祝いされる誕生日はなくて、今まで」と涙ぐむ中でも、登壇した全員で佐渡を囲んでゾンビポーズを披露した。

上田監督はイベントの最後に「累計動員数は223万人を突破しました。まだ映画館でも60館くらいで上映しているにも関わらずブルーレイ、DVDが出て、レンタルもすごい数が出ていて」と、映画の大ヒットについて、改めて感慨深げに語った。

その一方で「僕の実家(滋賀県長浜市)は、ど田舎ですけど、フルレンタルの状態…すごいなと。こんなにたくさんの方に見ていただいたかと思っていても、まだまだ見ていない方がいっぱいると痛感しています。まだまだ届けたい」と、さらなる映画の拡散に意欲を見せた。

さらに「まだ言えないような、ビックリするようなお話も、あります。お届けできると思いますので、楽しみにしていて下さい」とビッグニュースの発表を予告した。【村上幸将】