メジャーデビューを果たしたFANTASTICSのメンバーの素顔に迫るインタビュー企画の最終回(第8回)は、EXILEと兼任し、リーダーを務める佐藤大樹(23)の登場です。

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-FANTASTICSとしてのメジャーデビューが決まって

「結成から2年で、期間としたら短いかもしれないですけど、出会いと別れがあったり、他のグループが経験していないことをしてきたと思います。改めてスタートラインに立てたと思います」

-14年にEXILEに加入して、15年末から充電期間に入った

「HIROさんが、パフォーマーとしてより目立てる場所を作ってくださったので、それがなかったらメンバーとの出会いもなかったですし、リーダーの経験もできなかった。苦労は買ってでもしろと言われてきたんですけど、2回の夢者修行もあって、先輩たちが経験できなかったことをできたことは良かったです」

-EXILEの14年加入の新メンバー同士で食事をした際に、岩田剛典さんが「2人は自分たち中心のグループを作れるように」と声を掛けられたこともあったそうですね

「充電期間に何をするという時、自分の場合は俳優活動をメインにするのかどうかとか、本当に迷ってました。その時に岩(がん)さんから『将来アーティストとして活躍していた方がいいと思うから、この2年をチャンスだと思って、パフォーマーとして目立てる場所を用意してもらえるようにHIROさんにアピールした方がいい』とアドバイスをいただいてました。ただその後のHIROさんとの会議の時に、僕は『俳優活動をメインに』と言ったら、終わりにじゃあこれは大丈夫だねってFANTASTICSの話をもらって。『やります!』ってすぐ手のひらを返しました(笑い)」

-リーダーに就任。以前からリーダー経験は?

「もともと目立ちたがり、仕切りたがりで、学級委員長とかいつも自分から立候補してました。EXILEに入る前に所属していたダンスチームでもリーダーでした。FANTASTICSのリーダーになって、発言に責任も感じますし、取材を受ける時もグループの言葉として発することも増えて、これは誰よりもグループのことを思って、考えないと薄っぺらいものになってしまうと実感しました。世界さんと2人で密に話しながら、決め事も作ったりしてきました。今回のEXILEのツアーでは、先輩の皆さんから、立ち振る舞いとか2人が成長したと言ってくださることも多くて、少しは成長できているのかなと思います」

-リーダーとして参考にしている方は

「三代目J Soul BrothersのNAOTOさん、(小林)直己さん、AKIRAさんです。AKIRAさんは背中と行動で引っ張っていってくださるし、NAOTOさん直己さんはグループを0から1にするという意味で境遇も似ていたので。直己さんとはよく飲み屋で『どうなの最近?』みたいな話はよくしてもらいましたね」

-個人としての今後の目標は

「役者としては、先ほどのHIROさんとの会議の時に、こういう賞をとりますとか、計画を立ててプレゼンをしたんですけど、やるからにはLDHで1番になりたいと言ってきました。作品に出たり、番組に出たりすることで、とにかくFANTASTICSにつながればと思っています。ライバル? 同年代は山崎賢人くん、竹内涼真くん、菅田将暉くん、志尊淳くん、山田裕貴くんと多いですし、共演させていただく機会も多いです。須賀健太くんは子役の時に見ていて、お芝居をやりたいと思ったきっかけだったりするんですが、いつも負けたくないと思ってます」

-好きな言葉は「一期一会」

「小さい頃から親や祖父母に言葉の意味を教えてもらいました。『HiGH&LOW』の久保(茂昭)監督がプライベートで仲が良い方がいて、その1人が月川翔監督なんですけど、『君の膵臓をたべたい』を見ていて絶対作品に出たいと思っていたらオーディションがあって、受かって『センセイ君主』に出させてもらいました。知り合いとは知らずに、久保監督から『良かったって言ってたよ』っていきなり連絡があって、知り合いなんですか! って(笑い)。いろいろ出会いがありますし、大事ですよね」

-大樹さんから見た「中島颯太」とは

「一言で言ったら、“真っ白いキャンパス”です。何色にも染まってないですし、それがメリットだと思います。何でも吸収しますし、根性もあります。いいボーカリストを選んだなと自画自賛したいです(笑い)。一緒にいて明るくなりますし、また20代前半になったら化けると思います」

◆佐藤大樹(さとう・たいき)1995年(平7)1月25日、埼玉県生まれ。173センチ。A型。趣味特技はサッカー。マイブームはネット配信番組でドラマを一気見すること。