元カレたちへの感謝を歌った新曲「サンキュー、ネクスト」が大ヒット中の米歌手アリアナ・グランデ(25)が、米音楽誌ビルボードが選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に輝き、6日にニューヨークで行われた授賞式ビルボード・ウーマン・イン・ミュージックに出席した。

グランデは今年、アルバム「スウィート」が自身3度目となる全米NO.1を獲得し、「サンキュー、ネクスト」のミュージックビデオは再生回数が史上最速で1億回を突破して全米シングルチャート「ビルボード・ホット100」で1位に輝くなど自身最大のヒットを生み出した1年となった。

一方で私生活では、破局直後に元恋人のラップ歌手マック・ミラーが急死したことや電撃婚約したコメディー俳優ピート・デヴィッドソンとのスピード破局など辛い出来事が重なったグランデは、「今年は私のキャリアで最高の年になったけど、私の人生は最悪の1年だったと分かり、興味深かった。矛盾した1年だった」とステージで激動の1年を振り返った。「もしもあなたの人生で次にどんなことが待ち受けているか分からないと思っている人がいたら、あなたは一人ではないわ。私はこの先に起こることがなんであれ、受け入れようと楽しみにしている」と涙をこらえながらスピーチし、会場から温かい拍手が送られた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)