12月2日に開催された「M-1グランプリ2018」で審査員を務めた上沼恵美子(63)に対して、とろサーモンの久保田かずのぶ(39)とスーパーマラドーナの武智(40)が侮辱的な言葉を放ってしまったことで大騒動に発展した。2人は酒に酔った状態で、武智のインスタグラムで動画配信を行っていた。

M-1で司会を務める今田耕司(52)は5日、都内で行われた「Yahoo!検索大賞」発表会のイベント終了後、今回の騒動について言及。「あらためてお酒は怖いなと思います。お酒は気をつけなあきません。僕が怒っておきますから」と語り、最後は「上沼さん、申し訳ございませんでした。うちの後輩がすみません」と事務所の後輩のために深々と頭を下げた。

ナインティナインの岡村隆史(48)は、6日深夜放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」の冒頭で、「とんでもない事件が起きました」と久保田らの騒動に触れた。「ほんまになんと言うてあげたらええのか。悪いのはあの2人ですけど、思うに、みんなM-1出てきて決勝出る人って、ほんまに漫才が好きで、M-1に懸けすぎてるんですよ。わかるんですけど、抑えるところは抑えとかんと」とたしなめた。動画に関しては、「何回見てもアカンわ、おれ、悲しくなるというか、これはアカンわって思う」とため息。また、上沼がラジオ番組でM-1審査員を引退する意向を示したことを受け、「やっといてほしいなって思う、絶対に」との思いを語った。「最後に、まさか(放送を)聞いてくれはらないとは思いますけど、すみませんでした。お許しを!」と岡村も後輩の不始末を謝罪した。

2人の同期であるNON STYLEの石田明(38)も、岡村の同ラジオ番組に出演。石田は騒動後に2人と話をしたといい、「同期ですんで、連絡したところ、『猛省中です』と。『本当に反省して、また漫才笑ってもらえるように作っていきます』って話はしていた」と会話の内容を明かした。また、石田はそれぞれの相方にもメッセージを送ったそう。石田も自分の相方の井上裕介が不祥事により活動自粛した経験があるだけに、「耐え忍ぶこと、石田の如しやぞ」と伝えたと笑って話した。

同じく2人の同期である南海キャンディーズの山里亮太(41)は、5日深夜放送のラジオ番組「山里亮太の不毛な議論」で、「変な配信があったね、夜中に。それはね、おれが審査員だったら0点つける」とバッサリ。「久保田、武智、SNS講習で習ったろ?『飲んだらやるな。やるなら飲むな』って」と語りかけ、「何やってんだよ!」と叱責(しっせき)した。さらに「おれ、それですごいミスしたことあるんだから」と自身の経験を踏まえ、「本当に気付きましたね。SNSっていうのは本当に酒飲んでやっちゃいけないよね」と戒めた。

久保田と武智はそれぞれ4日にツイッターを更新し謝罪している。武智は7日、大阪・なんばグランド花月の寄席興行に出演し、出番の冒頭で「お騒がせして申し訳ありませんでした」と改めて観客を前に謝罪。その後は通常通りにネタを演じたという。