31日深夜に放送された日本テレビ系バラエティー番組「ぐるナイおもしろ荘若手にチャンスを頂戴!今年も誰か売れてSP」の視聴率が9・3%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は10・8%だった。

毎年恒例の同番組は若手芸人のメジャーへの登竜門だ。18年はひょっこりはん、17年にはブルゾンちえみが出演を機にブレーク。さらに過去には小島よしお、柳原可奈子、カミナリ、尼神インターなども輩出している。

今年は902組のオーディションを勝ち抜いた「サツキ」「セルライトスパ」「レオタードゆり」「ぺこぱ」「夢屋まさる」「ゼスト」「ねこじゃらし」「ワールドヲーター」「まんぷくユナイテッド」「ソノヘンノ女」の10組が出演。MCのナインティナイン岡村隆史、矢部浩之をはじめゲスト出演の大泉洋、菅田将暉、藤田ニコル、有吉弘行、出川哲朗がネタを見守った。

100人のお客さん審査員の投票結果、ぺこぱが35票を獲得し、優勝した。

ぺこぱは芸歴11年目となるシュウペイ(31)松陰寺太勇(35)のコンビ。ボケ&ボケで突っ込みがいない独特の漫才スタイルで、「プロポーズ」ネタを披露した。ネタを見た菅田は「第一印象は最悪だったけど、ちょっと好きになった」と話した。オレンジの衣装にメークという松陰寺に岡村が「全然男前ちゃう」と突っ込むとへこんだ。矢部が「打たれ弱い」と指摘すると、「メンタル弱いからこんな格好をしてるんだ」と開き直った。

松陰寺は優勝を「みんなのキャラが濃かったので僕のことなんて忘れていると思っていた」。新年早々ポンコツぶりがばれたシュウペイは「参ったな」と話した。副賞の100円玉つかみ取りはシュウペイが挑戦し、ちょうど4万円をゲットした。

2位は27票獲得のセルライトスパ、3位は14票でゼストだった。また、岡村のゴチで一緒に食事ができる岡村賞は、サツキのムネタが獲得した。

新コーナー「新春芸人特技メドレー」では、「入間国際宣言」千葉ゴウの手を使わずにコーラ一気飲みや「くるくる」の鼻の穴に詰めた1円球10枚をビンタで1枚残すビンタ芸などが披露された。千葉のコーラ一気飲みは岡村が「ちょっと残っていた」のクレームで再挑戦となったが、飲み切れなかった。