読売テレビの伝川幹(つたがわ・かん)社長(69)が17日、大阪市内のホテルで新春社長記者会見を行った。

昨年、在阪民放局で5年連続視聴率3冠を達成したことについて「他局の追い上げが厳しい。とくにバラエティー」と危機感を口にした。

読売テレビは全国ネットのバラエティー番組として「ダウンタウンDX」「秘密のケンミンSHOW」を制作している。「強敵はMBSさん制作のプレバト、ABCさん制作のポツンと一軒家、カンテレさんのちゃちゃ入れマンデーなど、いい番組が多い」と話した。 関西ローカルの夕方のニュース情報番組にも言及。「各局は看板キャスターでしのぎを削っている。ここで視聴率をキープしたい」と意気込んだ。

また歌手ASKAが、同局制作の生放送番組「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)で芸能リポーター井上公造氏が未公表の楽曲の一部を無断で再生したとして、約3300万円の損害賠償を求めた訴訟で昨年12月、東京地裁が計約117万円を支払うよう命じた判決について「控訴期限が過ぎ、双方決着いたしました。判決を真摯(しんし)に受け止め、スタッフ、社員の指導、番組のチェック体制を改めて徹底してまいりたい」と語った。