歌舞伎役者の中村勘九郎(37)七之助(35)ら中村屋一門8人が3日、東京・浅草寺で、「浅草文化芸能人節分会」に出席した。

勘九郎の浅草寺での豆まきは、今回が初めて。「初参加ですが、こんなにも人がいて、すごいですね。けがしてませんか」と詰めかけた約1万2000人の観衆を気遣った。「浅草は中村屋にとってゆかりの深い地です。浅草寺では昨年、父の七回忌をやらせていただきました」と話した。

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(日曜午後8時)で主人公金栗四三役を演じていることから、「今年は『いだてん』で浅草がなじみの街になっています。本日第5話です。浅草の街がいっぱいでてきますので、注目してください!」とアピールした。

また、七之助は「後ろまで投げられなくてすみません。その分、皆さんに福がくるように願っておりますので」と話した。浅草については「私を育ててくれた街なので、浅草の皆は友だちのようなものです。大好きな街です」と語った。

この日、勘九郎の長男勘太郎、次男長三郎も参加。赤い台に乗った2人だが、勘太郎は豪快に、長三郎は1つ1つ豆を投げていた。勘太郎は「中村勘太郎です。今日はありがとうございました」、長三郎は「長三郎です。こんにちは」とあいさつした。