関ジャニ∞錦戸亮(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9時)の11日放送の第6話の視聴率が10・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。前回の10・0%より、0・4ポイントのアップだった。

初回から12・3、11・8、9・6、11・0、10・0%だった。

舞台となるのは科学捜査研究所。錦戸演じる科捜研法医研究員の真野礼二は、ある陰惨な過去を持っている。「鑑定結果こそが真実」と冷静沈着。主観や臆測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。原作は累計40万部突破の人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。

第6話で、真野(錦戸)のもとに「君のお兄さんのことで話がある」という正体不明の男からの電話があった。真野は、指定された場所で待ち続けたが、誰も現れなかった。

河川敷でホームレス男性の変死体が発見される。被害者は新妻大介。高校3年生のときに失踪して以来行方不明だった男で、捜索願が出されていた。死因は溺死だったが、肺や喉、鼻の奥には液体が残っていたものの、体にはぬれた痕跡はなかった。また、現場には血液のようなものが付着した軍手も落ちていた。

真野(錦戸)たちの鑑定の結果、液体は水道水で鉄のさびと思われる成分が検出された。一方、軍手にはいくつかの小さな穴が開いており、男性1人、女性2人の古い血液が付着していたが、データベースで照合しても身元は不明だった。また、軍手の内側から検出された皮膚片は、DNA鑑定の結果、被害者とは別の人物のものだった。

現場付近に、早川尚文(萩原聖人)が献花を持って現れた。早川は、新妻の高校時代の担任なのだという。早川は、新妻の友人が家族を刺殺して自殺したことにショックを受けていたと話す。それは、25年前、真野の家族が殺された「武蔵野一家殺人事件」のことだった。