EXILEが、3年ぶりの全国ドームツアーを2月11日の京セラドーム大阪公演をもって完走した。EXILEメンバーで、今回のツアーに帯同したFANTASTICSのリーダーも務める佐藤大樹(24)に、公演前に話を聞く機会があった。

佐藤は、14年4月に「EXILEパフォーマーバトルオーディション」で加入。15年に一度、ドームツアーを経験していたが、もともとEXILEに憧れてLDH入りしている「Jr. EXILE世代」の一人。2年半の充電期間をへての今回のツアーで「それぞれ経験を持ち寄ってできたライブだった。改めて、どの曲もヒット曲ばかりだし、これだけ幅広い世代から愛されてるのは、EXILEならではだと思った。EXILEの持つ強さ、魂はより発揮できたと思います」。

さらに「FANTASTICSとしても、リハーサルから帯同させてもらって近くに感じられた。いつか大きなステージでできるようになることが目標ですし、『Jr. EXILE世代』としても、2020年以降を見据えたプロジェクトも待ってる。若手も頑張らないと」と語る姿に、頼もしさを感じた。

EXILEの充電期間中、佐藤はFANTASTICSとしての活動を始動するとともに、俳優としての活動も本格化させてきた。その際にEXILEのHIRO(49)には「役者をやるからには、LDHで1番になりたいと言ってきた」という。昨年は映画「ママレード・ボーイ」や「センセイ君主」に出演するなど、着実に俳優としてのキャリアを積んできた。

昨年12月にインタビューした際には「同年代は山崎賢人くん、竹内涼真くん、菅田将暉くん、志尊淳くん、山田裕貴くんと多いですし、共演させていただく機会も多い。須賀健太くんは子役の時に見ていて、お芝居をやりたいと思ったきっかけだったりするんですが、いつも負けたくないと思ってます」。

同じLDHにも、先輩の岩田剛典(29)や、GENERATIONS片寄涼太(24)ら、甘いマスクで女性のハートをわしづかみにする俳優が多く存在するが「作品に出たり、番組に出たりすることで、とにかくEXILEやFANTASTICSにつながればと思っています」と意欲的だった。

4月には初の主演作「4月の君、スピカ」(大谷健太郎監督、4月5日公開)の公開も控えている。佐藤のさらなる活躍に期待がかかる。【大友陽平】