内田理央(27)主演の日本テレビ系木曜ドラマF「向かいのバズる家族」(4月4日スタート、午後11時59分)の主要キャストが12日、制作の読売テレビから発表された。

SNSに翻弄(ほんろう)される家族の崩壊と再生を描く、新しい形の家族ドラマ。内田演じる主人公・篝(かがり)あかりは真面目で周囲からの評判も良いカフェの店長。だが、夜な夜な黒いバッグを抱え向かう場所があり、全く違うもう1つの人格を持っている。そんなあかりが思わぬ出来事、ある動画がキッカケで「バズる」ことになり、突然「インフルエンサー」への坂道を登っていく。

あかりが思いを寄せる勤務先のカフェ常連客・皆戸涼太には白洲迅(26)。ある事件をきっかけに、あかりは涼太と急接近。SNSを使って匿名で発信することを毛嫌いしていた涼太に、あかりは自分の「もう1つの顔」がバレないようにと悪戦苦闘する。

あかりの母・緋奈子には高岡早紀(46)。子育てが一段落したことを機に、料理動画の投稿を始め、その胸元に思わぬ反応が集まったことで、視聴者の要望を応えることに夢中になっていく。

あかりの父・篤史にはTKO木下隆行(47)。テレビ番組制作会社のプロデューサーで、制作したドラマがネット上で炎上し、SNSの世界に巻き込まれていく。

あかりの弟・薪人には、ドラマ初出演となる新人俳優の那智。就活をこなしながら、SNSでは「正義の剣」の名のもとに、正義を振りかざすことを日課にしている。

あかりの祖父・清史には小野武彦(76)。篝家の近所に住み、あかりが心を許せる唯一の存在。物語のキーパーソンにもなっていく。

この他、あかりが勤めるカフェの店員で小川紗良(22)永野宗典(41)。篤史が勤める制作会社の同僚役で山中崇(40)藤井武美(24)らが出演する。

白洲は今回の作品に「テーマがSNSということで、ものすごくタイムリーで攻めたテーマだなと感じました」。視聴者に向けて「登場人物がそれぞれの形でSNSに触れて変化していきます。たくさん共感してもらいたいですし、何よりコメディーなので、たくさん笑っていただけるよう、全力で頑張りたいと思います」とコメントを寄せた。 高岡は「この作品はSNSという『イマドキ』のツールを使うことによる、今まであるようでなかった『家族』の物語だと思います。見えてくるのは、それぞれの本当の姿なのか、うその姿なのか…。私自身も興味が湧いています。皆さまも是非、楽しみにしていて下さい」と呼びかけた。