20日に放送された、水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の最終回の平均視聴率が14・1%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。

最終話は2時間スペシャルで放送。ゲストは中原丈雄、渕野右登、小木茂光、大浦龍宇一、八木優希。遺伝子工学の権威、秋川直秀教授の撲殺体が研究室で発見される。秋川は鳥インフルエンザに耐性を持つ鶏の受精卵を生成することに成功し、その結果を大々的に発表したばかりだった。

事件に興味を持った右京と亘は捜査を開始。秋川は人への鳥インフルエンザ感染を防ぐため密閉されたラボで研究を行っていたが、事件前夜、秘密裏にラボのドアロックの暗証番号を変えてしまったという。現場には奇妙なマークが入ったバッジが落ちていた。

そのバッジは反科学主義を訴える団体「楽園の扉」のもので、行きすぎた科学を止めるためなら暴力も辞さないという過激な思想を持っていた。代表の阿藤修(小木)には、クローン技術研究所に爆発物を仕掛けた容疑で逮捕された過去もあった。

そんな中、右京は事件の3日前、大学の防犯カメラに映っていた一組の男女に注目する。彼らは秋川のシンポジウムにも出席していた。右京は彼らの名前が、鷺宮栄一という作家が20年前に発表した小説の主人公と同一と気付く。その矢先、2人が群馬県内の診療所に保護されていることが判明。そろって記憶喪失を主張するのだった。