女優安藤サクラ(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の21日に放送された第143話の平均視聴率が21・2%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)にまんぷくヌードルの蓋のアイデアが浮かぶ。福子が以前、飛行機の機内で買ったマカダミアナッツのアルミ箔の蓋を応用する。萬平は入院している鈴(松坂慶子)にそのことを報告する。萬平はさらにまんぷくヌードルの容器をフィルムでおおうシュリンクパックをすることを決める。しかしまだ、麺を容器に入れると、下の部分の麺が底にぶつかって折れてしまうという問題があった。

だが、福子のちょっとしたミスがきっかけで、麺をカップ容器の中間に固定するというアイデアがひらめく。カップの底に隙間ができることで麺がつぶれず、具もきれいに乗る。カップが輸送中につぶれる心配もない。

一方、入院中の鈴がお腹の痛みを訴え、腸が破れてしまう。緊急手術を受けることになった。