DJやタレントとしても幅広く活躍する国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(56)が、大麻をめぐる報道のあり方に疑問を投げかけた。

モーリー氏は31日、ツイッターを更新。「大麻に関する賛否両論が相変わらず渦巻いていますが、日本のメディアに『触らぬ神に祟りなし』という恐怖の文化が定着している以上、公正な報道は望めない状態です」と指摘し、「この現状からまず変えて初めて広く大麻の賛否を議論できるようになるのではないでしょうか?」と問題提起した。

その後、大麻に関する国内外のさまざまな記事を紹介し、「大麻を医療・嗜好のそれぞれにおいて合法化すべきか、逆により厳罰化すべきか。ソースが公平に並べられ、リアルタイムで英文記事が翻訳されていれば、こんな苦言を呈する必要もないのです」と、ツイートの意図を説明した。

続けて「繰り返しになりますが『合法化を勝たせる報道をしてほしい』とのリクエストではありません。アメリカでも保守的な考えを持つメディアが大麻の合法化をすべてなしにすべきだと、力の限り大麻にとってネガティブな情報収集に邁進しています。要するに原発や改憲と同じように大麻も扱ってほしいのです」と訴え、「結局#MeTooのように草の根でカンバセーションが広まり、公正な報道と情報提供を求める声が届いて初めて大きなメディアは『渋々』動くものなのだと思います。ならば、その第一声をここに放ちましょう。大麻報道、がっつりやろうよ!」と呼びかけた。