俳優松坂桃李(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パーフェクトワールド」(火曜午後9時)の4日に放送された第7話の視聴率が6・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。前回の6・3%より0・2ポイントダウンした。

初回から6・9、5・8、6・0、6・5、6・1、6・3%だった。

関西地区は10・0%だった。

建築士の鮎川樹(松坂)は、大学生の時に事故に遭って脊髄を損傷して、下半身が不随になる。「恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない」と、心に固く決めていた。そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月=27)と再会。閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく。原作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエ氏作の同名コミック。累計部数は170万部を超えている。

第7話で、鮎川(松坂)と別れて故郷の松本に戻って3カ月、つぐみ(山本)はインテリアコーディネーターとして働いている。実家で穏やかに暮らし、父・元久(松重豊)も少しずつ元気を取り戻していた。そんなある日、幼なじみの是枝洋貴(瀬戸康史)はつぐみを東京でのデートに誘い、ついにプロポーズをする。つぐみも洋貴の思いを受け入れ、結婚を前向きに考えようとする。そんな2人の会話を、偶然通りかかった樹が見ていた。

そんなある日、つぐみは、東京の樹の元へ。久々に会った2人の間には気まずい空気が流れるが、つぐみは、松本で出会ったシェフの高木圭吾(山中崇)と車いすで生活する妻・楓(紺野まひる)のために、力を貸してほしい、頼み込む。圭吾は完全バリアフリーの家を建てようと考えて樹に相談するものの、断られていたのだ。一方、楓はマイホームを持つことが夢だったが、病気で先にこの世を去る自分のために、夫が私財を投げうって家を建てようとしていることを素直に喜べずにいた。それどころか、自分では圭吾を幸せにできないと苦しんでいた。その姿につぐみは樹の言葉を思い出したのだった。

つぐみから高木夫妻の思いを聞いた樹は、2人に会いに行くと約束。それを聞いてつぐみはホッとするものの、洋貴には「樹と会った」と言えず、心が痛む。だが、洋貴は樹からの連絡で、2人の再会を知っていた。つぐみと樹の切っても切れない関係に焦りを感じた洋貴は「結婚のこと、考えてくれた」と、つぐみにプロポーズの返事をせかしてしまった。