18日に東京地裁で開かれたピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)の判決公判(懲役1年6月、執行猶予3年)に、電気グルーヴの相方、石野卓球(51)は姿を見せなかったが、午後にツイッターで「人生ってバンド名考えたの俺だかんな。よって、偉いのは俺、裁判官、瀧元死刑囚の順な」と、瀧被告に言及した。

判決公判では、小野裕信裁判官が瀧被告に量刑を説明後、電気グルーヴの前身にあたるバンド名の「人生」という言葉をあげ、瀧被告を励ました。

石野のツイッターでは、ファンとみられる人物が「瀧さんの逮捕という衝撃から、卓球さんのカッコよさ、お客さんの優しさを実感して、裁判官の『人生』という言葉がキレイに決まった。思い出に残る素晴らしい30周年になりました」と祝福。石野は、前記の「偉いのは俺…」というツイートで返した。

また石野は、劇作家ケラリーノ・サンドロビッチ氏の「瀧、おめでとう。卓球も」というツイートに対し、「俺はめでたくないですよ。おめでたいかもしんないけど」などと返信。それに先立ち、公判終了直後からしばらくは同じくツイッターで、一般人とみられる人物からの批判的な複数投稿に対して、場外バトルを繰り広げるなど、お騒がせキャラも健在だった。

小野裁判官は瀧被告の判決公判で、「あなたの活動を調べて、インディーズ時代から何度も出てくる言葉だと分かりました。きっと(当時)仲間と音楽を楽しんでいたのだと想像します。いつか、薬物というドーピングがなくても、音楽や芝居でいいパフォーマンスをしていると。むしろ以前よりすごいじゃないか。薬物を辞め続けていると、世間の人がそう見てくれるようになることを切に願っています」と異例の説諭をした。