ローリング・ストーンズが21日夜、ミック・ジャガー(75)の心臓手術により延期となっていた北米ツアー「No Filter Tour」を再開。米情報サイトTMZなどによると、ジャガーは手術後初のステージで満面の笑みを見せ、シカゴのソルジャー・フィールドに集まった6万人のファンを熱狂させたという。

同サイトによると、おなじみのヒット曲「サティスファクション」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ギミー・シェルター」など計20曲を演奏し、コンサートは3時間に及んだが、ジャガーは全く疲れを見せなかったらしい。

ジャガーは4月にニューヨーク市内の病院で心臓弁置換手術を受けた後、順調に回復。ジムで汗を流したり、リハーサルに励むなど、精力的にステージ復帰に向け準備を行っていた。公演前日には、ギターを演奏中のビデオ映像をインスタグラムに投稿。「明日、みんなに会えるのを楽しみにしてるよ!」とメッセージしていた。

ストーンズはシカゴでの2公演を終了後、カナダへ。その後、ワシントンDC、フィラデルフィア、ヒューストン、デンバー、シアトルなどを回り、8月31日にマイアミで北米ツアーの幕を閉じる。(ニューヨーク=鹿目直子)