落語家の春風亭昇太(59)が、40歳の一般女性と結婚することを、30日放送の日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時30分)などで報告し、番組後に会見を開いた。
以下は昇太の会見での一問一答。
◇ ◇ ◇
-お相手の方は
昇太 いわゆる一般の方です。学校で働いてます。専門学校です。先生じゃないです。事務。
-年齢差がある
昇太 40歳で、20歳差。僕のまわりには、(33歳差婚の)ラサール石井という人がいるので、あの人のこと考えたらなんていうことない。
-年の差を感じることは
昇太 ぜんぜんないですね。
-ラブラブだから
昇太 あまり真剣に向き合ってないのかも知れないです。年の差を感じることって、ふだんしゃべってて、そんなないですよ。僕の場合、戦争が終わってから14年後くらいに生まれているので、前のオリンピックも覚えてますし、白黒テレビのころだったんで、今後、昔の写真を見せ合ったら、ずいぶん違うなというのは出てくるのかな。写真見たら、向こうは全部カラーの写真だったんで。
-相手は誰に似ている
昇太 うーーん、特別この人という感じという人はあまり。わりと和風な方で、僕は和風な人好きで、よく着物着ている。
-どんなところが好きか
昇太 ずっと機嫌良さそうにしているので、それは楽ですね、ずっと笑ってるんですよ。時々バカなのかなと思ったり。
-面白くないことでも笑うのか
昇太 僕、面白くないこと言わないので。そこそこ面白いこと言っているので。
-そもそものなれそめは
昇太 知り合いの方がご飯にさそってくれて、14年くらい前に。行ったらそこにいたんです。そこで話して、それから10年くらい会ってなかったんです。連絡先は知ってましたけど、お互いに電話したりとかなく、10年くらい会ってなくて。(昇太出演の)「熱海五郎一座」見に来てくれて、楽屋にちょっと来てくれて、「ご無沙汰してます」って感じで、それからたまに…たまにと言ったって3カ月に1回くらい、ご飯食べていたんです。
-どちらからお付き合いを申し込んだ
昇太 言ったのは僕です。そうですね、はい。付き合ってみますか、みたいな。そうしたら「はい」って。わかるじゃないですか、(好意が)来てるな、って。見てれば分かるじゃないですか。普通に話とかしてたら、ちょっと来てるな、って分かるじゃないですか。誘えば来るし。なので「付き合ってみますか」「はい」、ってなことだったんで、はい。結婚の時も「しますか」って言って「はい」って。
-結婚の話は
昇太 本当に最近ですね。今年に入って、お付き合いという感じになって、本当に最近です。1月半、2月前、です。
-プロポーズは
昇太 「結婚しますか」と言ったら「はい」って。
-結婚の決め手は
昇太 そろそろしないと死んじゃうなと思って。僕が。いい年なんで。第一発見者みたいな人が必要だなあと。危険じゃないですか、いつ倒れるか、分からないから(笑い)。
-お相手は昇太のどこが好き
昇太 全部じゃないですかね。聞いた事ないけど、たぶん全部だと思います。収入も含めて、地位も立場も。
-落語芸術協会会長の就任会見では結婚を発表しなかった。
昇太 あそこで言っちゃうと、どう考えても結婚の報道が大きくなるでしょ。会長になった話題がならないので、ここで言っちゃ損だなと思ったんです。ぐーっと抑えて。会長は会長、結婚は結婚、分けておかないと。
-入籍はいつ
昇太 入籍はこれから。(婚姻届)書いて、はんこも押して、向こうに渡してあるので、向こうが良きときに持って行くんじゃないですか。
-一緒に提出しないのか
昇太 僕仕事があるんで。一緒に行くと恥ずかしいじゃないですか。いい年して。
-提出した報告はないのか
昇太 ないですね。
-何月何日に出すとかも
昇太 別に決めてない。(ずっと出さない)そんな可能性もある。そうしたら、この報道がすごい恥ずかしくなっちゃうので、出してくれると思います。
-指輪は渡したのか
昇太 渡してないです。ああいうのはきっと渡さないと一生言われるだろうから、いつか渡したいと思います。
-挙式披露宴の予定は
昇太 今のところないんですけど、しないと一生言われるでしょう。弱み握られたくないので、それはどこかでしようと思ってます。
-お子さんは
昇太 こういうのはどうなるか分からないものですから。(今現在の妊娠は)たぶん、いないと思います。こういうのはわからないですからね。僕はなるべく、いろんなもの背負いたくないタイプですから。どちらでも対応します。
-独身生活を謳歌(おうか)していたが夫婦生活は
昇太 想像もつかない。
-今は一緒に住んでいるか
昇太 いないです。おめでとうございますと言われても、なんと答えていいか分からなくて。不安だらけなので。結婚したら幸せなんて、そんなこと、まともに考えている人なんか、誰もいないでしょ。結婚イコール幸せなんて、そんな単純じゃないってことは、これだけ見てれば分かります。というか、ワイドショー見てれば分かるじゃないですか、いろんなご夫婦がいらして、大変そうだな、とか(笑い)。
-女性は夢がある
昇太 だからその夢に沿っていけたらいいなとは思っているんですけど。
-自宅のこだわりのキッチンに来たことは
昇太 来たことありますよ。
-料理は
昇太 向こうもするし、僕も好きですし。向こうは仕事もしているし、料理とかは暇な方がやればいいじゃないですか。
-好きな手料理は
昇太 梅干しを漬けたりしているんですよ。漬物とか、漬けたやつを出してくれたりしている。料理も好きみたいで、わりと和な事をしてくれるので、それはありがたいですよね。梅干しとか梅酒を漬けましたよ、とか言っているので。
-なんて呼び合っている
昇太 僕は「君(きみ)」ですね。名前ではないです。呼び慣れないですから、相手は「昇太さん」。誰でもいいから、「君」って言っておいた方がいいんですよ、絶対に。寝言で何か言ってしまうとかあるでしょ。「君」なら私のこと、と思うから。
-そういう経験ある
昇太 いや…おめでたい席になんですか(笑い)。それで失敗したという人の話を聞いているんです。そろそろ還暦でしょ、長いこと生きているので、いろんな失敗例を聞いているんですよ。そういうのを会得しているので、失敗しない方向でいこう、と。
-失敗しないようには
昇太 とにかく、褒めろ、と。とにかく褒めてればいい、何か食べたら必ずおいしいと言え、それを先輩に聞いている。そうしたら何でもOKだから。それで、年に1回くらい、何か買ってやれ、という。
-奥様みてたら…
昇太 聞いてても、買ってもらったらうれしいでしょ。失敗しないようにしている、というのが伝わるから、いいんじゃないですか。
-おいしいと伝えた料理
昇太 食べたら何でもいってますよ。漬物でしょ、梅酒でしょ、作ってもらったら「おいしい」と言ってます。長いこと生きているので、人のことを褒めるって実践しているんですよ。誰かれ構わず。そうすると嫌われないなって。
-似顔絵について
昇太 絵が下手なんで、絵に描くと、かえって実態つかめなくなると思うんですけど、まあこんな感じですよ。鼻は実際はあります。一応、人なんで。目はぱっちり。(ショートカット)はい。これだけ見ると、すごい若そうな感じじゃないですか。これを少し心の中で、40歳の女性だと頭に入れて、加工してもらえればな、と。これだと10代みたいじゃないですか。これ失敗しましたね、今のちょっと腹立ちますね(笑い)。こういう風にかわいらしい、口角あがっているでしょ、いつも笑っているので。
-身長はどれくらい
昇太 僕より小さいので、そこそこ小さいですね、なのであごが、首とか疲れないです。目線を上げなくていいから。
-共通の趣味
昇太 料理作るのは好きなので、よく食材の話とかは。どこそこの油がいいとか、ごま油がここがおいしいとか言って、買ってきてくれたりして。
-今までのデートは
昇太 普通に中華料理屋でご飯食べてましたよ。でもまわりの人は、あまり関心ないみたいで。変装せず、ですけど。
-内緒にしていた
昇太 内緒っていっても今年入ってからですからね。言って回るものでもないでしょ。内緒というか普通にしてました。
-同居はいつから
昇太 お互いの家があるので。僕の家を全然、掃除してないですよ。それを掃除しないと住めないんで、それをしながら、これからですね。
-笑点メンバーは会ったことは
昇太 ないですね。
-結婚報告したときは
昇太 ものすごい笑いながら驚いてました。薄笑いを浮かべながら驚いてました。先輩達は早く結婚しろといいながら、実はうらやましいところもあったようで、ぼくが結婚しないと思っていたと思うんです。「しますんで、よろしくお願いします」と言ったら「そうか、お前もするか!」みたいな。
-理想の夫婦像
昇太 ないですね。誰もいないです。理想の夫婦、うちの笑点はいないですね~、本当に。
-どんな夫婦になりたい
昇太 向こうもね、僕のことを縛る人じゃないんですよ、僕、縛られたらイヤなので。今まで独りで暮らしてきて、自由に生きてきたわけだから。「ずっと会わないとイヤだ」という人いるじゃないですか、そういうのはないんです。割と機嫌良く暮らせるんじゃないかと思ってるんですけど。仲良く、ケンカしないように暮らせたらいいなと思います
-亭主関白タイプか
昇太 僕がどうなるか、予想がつかないんですよ。普通に暮らせればいいかな。
-昇太の結婚は何何婚か
昇太 遅すぎ婚ですね。どうなるか予測がつかない。僕としてはソロモンの洞窟に紛れ込むような気持ちでいるんですけど。
-結婚を謎かけで
昇太 春風亭昇太の結婚とかけまして、焼き肉屋さんでいろんなお肉が出てきたときと解きます、その心は「もつかな~」(会場拍手)。
-歌丸師匠にはどう報告を
昇太 直接報告できないので。直接報告できたら怖いでしょ。まあね、幸せになったら喜んでくれるんじゃないかな。
-「君(きみ)」に一言
昇太 「君(きみ)」、よろしくお願いします。これからも自由に生きていくので、ほどよく、よろしくお願いします。(複数のカメラを見て)どこ見ればいい? 「君」が多すぎちゃって。(笑い)。