10日放送の東山紀之(52)主演テレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の初回の平均視聴率が13・2%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。

東山演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シリーズの第5弾。事件の複雑化を背景に、警視庁独自の部署として「専従捜査班」が発足。天樹は「刑事資料係」との兼任となり、仲間と難事件の捜査にあたる。共演は前シーズンに続き田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也。

第1話のゲストは勝野洋、片岡愛之助ほか。「専従捜査班」が結成されてまもなく、ある倉庫で所轄署の刑事・大貫敦の遺体が発見される。遺体は白目をむき、口には金箔(きんぱく)が詰め込まれていた。現場の窓には、同じ金箔(きんぱく)で「オマエタチハ ムリョク」と警察を挑発するかのようなメッセージが残されていた。

法医学教授・堂本俊太郎(北大路)によると、死因は生きたまま金箔(きんぱく)を詰め込まれたことによる窒息死だった。残忍な手口であることから、天樹らは怨恨(えんこん)の線で調べ始める。

翌日、大貫の愛人だったと思われるクラブ経営者・間宮静香のマンションへ聞き込みに出掛けた海老沢芳樹(田辺)と青山新(塚本)は、ベランダで巨大な植木鉢をかぶせられた静香の遺体を発見する。植木鉢の裏には「ハヤクキヅケ」と書かれたメモが貼られていた。

新人の野々村拓海(白洲)は「金曜日に金箔(きんぱく)」「土曜日に土」と曜日になぞらえた殺人だと主張するが、班長の片桐正敏(吉田)は一蹴。しかし拓海の発言が気になった天樹は1人で調査を行い、警視庁の管轄外で水曜日に女性の水死体、木曜日に樹木に体を貫かれた遺体が発見されていたことを突き止める。