唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、27日放送の第3話の平均視聴率が10・7%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%で、2ケタに回復した。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事、石川透をNEWS増田貴久、樋口同期の強行犯一係係長、沖原隆志を木村祐一、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署署長を小市慢太郎が演じる。

前話で拉致された、森下栞(石橋菜津美)の妹で、志津のめいの葵(矢作穂香)。第3話では、通報を受けたひかりが、トランク内の音を頼りに車と居場所を特定。樋口は車を発見し停車させるが発砲され、ケガこそ負わなかったものの犯人に逃走される。

車は葵の元交際相手、大森という男のものだった。葵の現在の彼氏、新田(森永悠希)も警察に救出を求める。だが、新田の足音に異変を感じるひかり。また樋口は、発砲した男が大柄だったことから、小柄な大森が被疑者であることに疑念を感じる。

その後、車が見つかり樋口らは急行。車内に大森の遺体が発見される。ひかりは車の音などから、新田に疑惑を感じ追いかける。駐車場で新田を止めたひかりは、メガネを上げる音などから、被疑者と特定。新田はダークウェブにレイプ動画をアップする犯罪者だった。ひかりは格闘のさなか、隠れていた共犯者の男にスコップでなぐられ、拉致されてしまう。

樋口はひかりの行方を捜す。ひかりは新田と共犯者に山中に埋められてしまう。樋口は2人を発見するが、逃げられる。ひかりが土中に埋められているのには気付かないまま…、という展開だった。