女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の2日に放送された第107回の平均視聴率が21・4%、3日放送の第108回が18・3%(ともに関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、坂場(中川大志)が初監督した漫画映画は、公開になっても不入りで終わった。大失敗となった坂場(中川大志)はその責任を取り、東洋動画に退職届を提出した。そして、なつの所を訪れた坂場は「会社を辞めてきた。僕は終わった。結婚はできない。約束を忘れてくれ」と告げた。なつは坂場への思いを一気に話し、「さよなら」と告げ、その場から去った。翌日、亜矢美(山口智子)は、昨晩からご飯も食べずに部屋にこもりっきり会社にも行かないなつを心配して、咲太郎(岡田将生)に電話で相談した。

事情を聞いた咲太郎は、なつに謝罪をするために風車にやって来た坂場を許せず、「お帰りください」と追い出そうとした。すると坂場はこれまで口にしてこなかったなつへの思いを伝え、改めてプロポーズした。なつも「はい…。喜んで」と返答した。そして、川村屋のオーナー光子(比嘉愛未)や東洋動画のみんなにも結婚報告をしたなつと坂場は、後日、2人で北海道に向かった、という内容だった。