ロンドン出身の人気モデルで女優のエミリー・ラタコウスキー(28)が、米ファッション誌ハーパーズ・バザー9月号で腋(わき)毛を披露し、話題になっている。ラタコウスキーと言えば、米男性誌の「セクシーな女性」リストで常に上位にランクされ、モデル業界随一の「神ボディー」として知られる。

バザー誌で公開された写真では、黒いレースのブラを身に着けたラタコウスキーが両腕を頭の後ろに上げ、黒々とした腋毛を堂々と披露。カメラを正面から見据えている。

米国の名門大学UCLAで女性学なども学んだというラタコウスキーは今回、エッセーも発表し、女性のセクシュアリティーやフェミニズムについて論じている。

「腋毛をそるか生やしておくかを決めるのは、私次第。私にとって体毛は、女性たちが選択する権利を行使する機会の1つです」とした上で、腋毛を生やすことで、自分をセクシーに感じられると書いている。

また、「私をよりフェミニストにする、フェミニストでなくする、あるいは“悪いフェミニスト”にする正しい答えや選択などない。結局、個人のアイデンティティーとセクシュアリティーは誰のものでもない、自分次第です」としている。

ラタコウスキーは性的表現の自由を主張すると同時に、女性のセクシュアリティーとエンパワーメントを支持することについて率直に意見を表明し続けており、「近代的なフェミニスト」とも評されている。(ニューヨーク=鹿目直子)