午前11時から行われた関係者の部のセレモニーでは、ジャニーズ事務所所属タレントを代表して、事務所タレント“長男”の近藤真彦(55)が、お別れのあいさつをした。全文は以下の通り。

本日はジャニーさんのお別れ会、たくさんの皆様、ご来席ありがとうございます。あいさつに先立ちまして、たくさんの諸先輩、そしてジャニーズ事務所を卒業したたくさんの諸先輩の中、私のあいさつを、どうぞお許し願います。

令和元年7月9日、私たちの愛するジャニーさんが亡くなりました。自宅で倒れたという一報を聞き、僕は病院に駆け付けました。その時、担当医からは、かなり厳しい状態だという報告を受けました。

しかし、その日から3週間、ジャニーさんは貴重な時間を僕たちに与えてくれました。病室では、後輩たちが会ったこともない先輩と、先輩たちも、会ったこともない後輩と、ベッドで横たわっているジャニーさんを囲んで、回復を願いつつ、時には思い出話、時には仕事の話、そして、タレント全員で、千羽鶴も折りました。

この3週間の間、ジャニーズ事務所の社員、タレント1人1人の心の中で、ジャニーさんとのお別れを覚悟する時間にもなりました。

ジャニーさん。ジャニーさんの大好きな野球、球場です。東京ドームです。まさか自分のお別れ会をやるとは思ってなかったでしょうね。今日はたくさんの方々にお見送りしていただいてください。皆様におかれましては、ジャニーさんが元気だった頃のように、これからもご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどを、お願いいたします。

最後になりますが、本日は、ジャニーさんらしく、「ショー・マスト・ゴー・オン」。笑顔でジャニーさんを送ってあげてください。ありがとうございました。