唐沢寿明(56)主演の日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)で、14日放送の第9話の平均視聴率が10・4%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は12・6%、2話は8・4%、3話は10・7%、4話は9・3%、5話は11・9%、第6話は11・1%、第7話は10・9%、第8話は11・2%で、5話連続で2ケタを維持した。

唐沢演じる、妻を殺された神奈川県警港東署の元強行犯一係刑事で、緊急指令室のECU(Emergency Call Unit)リーダーの樋口彰吾と、真木よう子(36)演じる緊急指令室室長で、人間離れした聴力を持つボイスプロファイラー橘ひかりが、凶悪犯に立ち向かうタイムリミットサスペンス。樋口を兄貴としたう刑事・石川透をNEWS増田貴久、樋口行きつけの居酒屋店主、森下志津をYOU、港東署・田所署長を小市慢太郎、真犯人の「カチカチ野郎」こと本郷雫を伊勢谷友介が演じる。

第9話では、雫が代表、雫の父本郷辰夫(伊武雅刀)が会長の本郷ホールディングスが請け負うみなと地下鉄の開発地区で、崩落事故が発生する。樋口と透が救出活動をする中、漏れたガスに引火し爆発が起きるが、作業員全員を救出する。

樋口は現場で、透の父・義和(斉藤暁)が本郷ホールディングスのプロジェクトにかかわっていたことを知る。透が本郷に取り込まれていると疑惑を持つ樋口とひかり。その理由は父の義和がかかわっているためと考える。樋口は義和に会うと、義和は3年前に現場で事故で死亡者を出し、義和を守ろうとした透も上杉渉(手塚とおる)に抵抗した際、その一味を誤って死亡させていたことが判明する。透は弱みを握られ、ひかりの父が殺された時の音声データを消すなど、雫らに操られていた。

樋口は透を呼び出し、全てを知ったことを告げる。樋口は透に「兄貴からの弟への最後の言葉だ。自分の心の声を裏切るな」と言うと、拳銃を渡し、樋口を撃たせようとする。透は樋口を撃てず、涙を流して立ち去る。

樋口には透から「借りを返します」というメールが来る。透が雫の元に行ったと察した樋口は、ひかりとともに、透を捜索。そのころ透は、義和が事故を起こした現場で雫と会っていた。雫に拳銃を向ける透だが、逆に殴られ、監禁されてしまう、という内容だった。