米映画「タイタニック」(97年)の主題歌などで知られる歌手セリーヌ・ディオン(51)の10年ぶりとなる世界ツアー「カレッジ」で、スタッフが感電する事故が起きていたことが明らかになった。

米ニューヨーク・ポスト紙によると、カナダ、モントリオールで先週行われた公演でステージの設営を行っていた男性スタッフが、感電して高さ約15メートルの装置から落下したが、命綱をしていたために幸いにも肩を脱臼しただけで命に別条はなかったという。

ディオンは事故と時を同じくして、喉の感染症を理由に9月26日からのモントリオールでの4公演を延期することを発表している。関係者はドクターストップがかかったことを明かしており、4日と5日に同地で行われる公演に備えて休養を取っているという。ディオンは9月18日にケベック・シティーでツアーをスタートさせたばかりで、「激やせ」がメディアを騒がせているだけに健康面への不安の声もあがっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)