ヘンリー王子(35)とグラミー歌手エド・シーラン(28)が、10月10日の世界メンタルヘルスデーのPRビデオでチームを組み、注目を集めている。

世界メンタルヘルスデーは、メンタルヘルス問題に関する世間の意識や関心を高め、正しい知識を普及するために国際的に定められた日。

ヘンリー王子夫妻の公式インスタグラムで公開されたPRビデオは、シーランが王子の家を訪問し、メンタルヘルスの問題について話し合う設定となっている。

シーランが王子の家の玄関のベルを鳴らすと、王子がドアを開け、「やあ、なんか鏡を見ているみたいだね」と、自分と同じ赤毛でグレーの服を着たシーランを気さくに家に迎え入れる。

早速、家のリビングで会話を始めた2人。王子が、「世界中の人々がこの問題で苦しんでいるけど、十分に話し合われていないと思うんだ」と切り出すと、「僕もこの問題については、ずっと情熱を持っていた。曲を書くつもりだよ」とシーラン。王子も、「君みたいな人が曲を書いてくれたら、素晴らしいね」と感心する。

ところが、「世間の人々は、僕らのような人たちの苦しみを知らない。立ち上がる時が来た。僕らは赤毛だ、闘うぞ!」と大真面目で言い出すシーランに、王子は、「ちょっと、誤解があるみたいだね。世界メンタルヘルスデーの話でしょ?」と困惑した様子。

シーランは、「もちろん!そうだよね」と言いながら、パソコンに準備してきた「赤毛のみんな 団結しよう」というタイトルのプレゼンをその場で消し始めるという、ユーモラスな内容となっている。

最後に、ヘンリー王子とシーランがソファに並んですわり、王子が、「1人で静かに闘っているかもしれない周囲の人たちに、目を配ってあげてください」と呼びかけている。(ニューヨーク=鹿目直子)