今年の大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」の司会者3人が先日、発表されました。

紅組は綾瀬はるか、白組は櫻井翔、総合は内村光良と、紅白の司会ではベテランの域に達している3人。紅組と白組の司会については例年の流れだと紅組は朝ドラのヒロイン、白組は、まだ個人では司会を務めていない嵐のメンバーの誰かという形でしたが、ふたを開けてみると、過去2回の紅組司会経験者で、今回が3回目の綾瀬と昨年に続いて2年連続の櫻井でした。

今年は令和初の紅白。また第70回という節目。NHKにとっては例年以上に盛り上げなければならない年です。さらにNHKは16年第67回から第70回まで4年連続で同じ「夢を歌おう」をテーマに掲げ、さまざまな世代の人の夢を歌の力で応援するとしていました。

今年はその集大成の年。集大成の年にふさわしい司会者という意味で、新たな顔の起用よりも、司会、進行の技術などこれまでの実績を重視したのだと思われます。

また、次期朝ドラの主役は窪田正孝。男性です。紅組の司会を例年のように朝ドラからというわけにはいかない事情もあったと思われます。

近年、司会者の発表は11月上旬でした。今回は例年より約3週間早い発表。紅白の現場は例年よりも早めに始動し、第70回にふさわしい特別感のある出場者、出演者、演出に力を注いでいるのかもしれません。