19日に放送された、生田斗真(35)主演の日本テレビ系ドラマ「俺の話は長い」(土曜午後10時)第2話の平均視聴率が、9・0%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は8・4%で、0・6ポイント上がった。

生田は4年振りに連ドラ主演で、31歳独身、職なし、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るものなしのダメ男、岸辺満役。義兄の秋葉光司を安田顕、姉の秋葉綾子を小池栄子、めいの秋葉春海を清原果耶、母の岸辺房枝を原田美枝子が演じ、家族間でお茶の間大乱闘を繰り広げるホームコメディードラマ。「サザエさん方式」と呼ばれる30分×2本立てのストーリーとなっている。

第2話の前半は其の三「焼きそばと海」。房枝が喫茶店の常連から、春海が不登校だった理由について聞く。その理由は「恋愛」。春海が好きだった男が春海の親友と付き合いだしたことが原因だった。

翌日、春海は再び学校を休むと言い出す。「恋愛」の件を春海に伝えてしまっていた綾子は、満に5000円で春海を学校へ連れて行くよう依頼する。だが満の説得は難航。一度あきらめ、満は春海に焼きそばを作る。春海は「悪くないね」と焼きそばを食べ、少し元気に。春海が「午後の授業に出たくない」と言うと満は「どうしても出たくない授業に出て、初めて吹っ切れたと言える」と再び説得。春海は満が車で送ることを条件に学校へ行く。

車内で春海が「なんで昔の人は失恋すると海に行くの」と聞くと「行けば分かるよ」と答える満。学校帰りも駅まで迎えに行くと、そのまま春海を連れて海へ行く。春海は「失恋して海を見ている自分は悪くないかも」。そういうと涙をこぼし「どうして人生の大事なことを誰も教えてくれないんだろう」と一言。満が「たいていのことは傷ついて覚えるしかないんだよ」と諭すと、春海は「ありがとね。焼きそば作ってくれて」。そう言って笑う、という結末だった。

後半は其の四「コーヒーと台所」。満は房枝のために毎朝早くコーヒーを入れる。その理由を怪しむ綾子は満に自己満足ではないかと追及。すると満はコーヒーを入れるのをやめる、と宣言する。

房枝の喫茶店「ポラリス」には突然、春海が片思いしていた同級生の高平陸(水沢林太郎)が来る。陸は房枝に、春海には黙っているよう頼むが、房枝はあっさり話してしまう。春海は陸が来た理由が分からず困惑する。

光司は満と飲みに行き、「明日の朝もコーヒー入れたほうがいい」と伝える。ただ、房枝は「強情ぱりだから絶対入れない」と断言。翌朝、房枝と綾子は早く起きてくるが、満はコーヒーを入れに来なかった。その昼、満はコーヒーの機材を売りに行く、という内容だった。