来春スタートするNHK連続テレビ小説「エール」の脚本を途中交代することになった林宏司氏が、来年1月にスタートする日本テレビ系土曜ドラマ「トップナイフ~天才脳外科医の条件~」(主演天海祐希)の脚本を担当する。5日、日テレから番組詳細が発表された。

関係者によると、すでに脚本の執筆を始めており、林氏の朝ドラ降板は、健康上の理由ではないとみられる。ドラマは、「手術の天才」が集う脳外科を舞台にした医師たちの群像劇。

林氏は、この日発表されたリリース資料上で「10年近く前から構想をねっていたものです。それがこのたび『本当にこんなことがあるのか!?』という理想的な豪華キャストでドラマ化されることになりました。ことに主演の天海さんは、構想段階から勝手に許可なくイメージしていたので、脚本家冥利(みょうり)につきます。どう演ってもらえるのか、他の共演者とのコラボも含め、今からワクワクしてます」とコメントを寄せている。

林氏と天海のタッグはフジテレビ「BOSS」(09年)以来。天海は「脚本の林さん、演出の大塚(恭司)さんと久しぶりにお仕事させて頂けるという事で、とてもうれしくとても楽しみにしています。林さんの持つ視点、書かれるせりふ1つ1つ、とても彩り豊かで心に響きます」「林さんの脚本、大塚さんの演出の魅力を存分に皆様にお届けできたらうれしいです」などと抱負を語っている。