来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演する沢尻エリカ容疑者(33)の逮捕の一報を受け、16日夕方、NHKにも激震が走った。大河では最近、出演者をめぐるトラブルが相次いでおり、受難だ。沢尻は悲願の大河初出演を決め、今年3月の発表会見で「沢尻エリカの集大成をここで」と涙を浮かべて話したばかりだった。 

沢尻は斎藤道三の娘で、後に織田信長の正妻の帰蝶(濃姫)という重要役で出演する。すでに夏には収録も始まっている。同局広報部は、この日、今後の対応について、「事実関係を確認中です」と答えることが精いっぱいだった。

大河ドラマと言えば、現在放送中の「いだてん~東京オリムピック噺」に足袋職人黒坂辛作で出演中だったピエール瀧も麻薬取締法違反(使用)の疑いで3月に逮捕され、三宅弘城が代役を務めていた。

また、10月には東京五輪の日本女子バレーボールの大松博文監督役で出演する徳井義実が、東京国税局から1億3800万円の申告漏れなどを指摘され、活動を自粛し、再編集を余儀なくされたばかりだった。