俳優菅田将暉(26)主演の舞台「カリギュラ」で、一部観客のマナーの悪さがネット上で批判された。

同舞台は9日から24日まで東京・新国立劇場中劇場で上演されていたが、ネット上には観劇したファンから「観劇マナーが悪すぎて残念すぎた」「観劇マナーが私の観劇経験でワーストワン」と、一部の観客が上演中に私語したり、携帯電話の電源を切らずに着信音やバイブ音が聞こえたという声が上がっていた。

確かに私も同じ経験をした。見たのは9日の初日で、2幕でカリギュラを演じた菅田がこん身の演技を見せている最中に、突然着信音が客席の一部から聞こえてきた。張り詰めた空気が一瞬で弛緩(しかん)し、演じる菅田らには酷な状況になった。

ネット上の批判を見た、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチはツイッターを更新し、「そりゃあまりにひどい」「どうか、どうか、携帯電話は電源から切って頂きたい。心よりお願い」などと呼びかけた。

今、劇場に行くと、開演前に「携帯の電源を切るように」とのアナウンスが毎回流れる。しつこいほどで、時にウンザリしてしまうけれど、こういう上演中に携帯電話の着信音やバイブ音が聞こえてくるということは、日常的によく経験する。中高年の観客が多い、新劇の老舗劇団でも、着信音で興をそがれたことが何十回とあった。

その点、ジャニーズの公演ではそういうことがほとんどない。アナウンスされる以前に、ファンの中では「電源を切る」というルールが徹底されているのだろう。海外の舞台を見に行っても、開演前に「電源を切るように」というアナウンスを聞いたことがない。日本では電車のアナウンスも含め、時に過剰と思うこともしばしばだけれど、上演中に着信音という事態を見るにつけ、仕方ないのかと思ってしまう。