俳優小栗旬(37)主演で22年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を手掛けることを発表した脚本家三谷幸喜氏が、俳優の不祥事や降板の事態を避けるため、これから出演依頼を受ける俳優たちに「自分が『やばいかも』『スネに傷持ってるかな』と思う方は断ってくださいと切に願っております」と異例の呼び掛けを行った。

質疑応答が終わり、進行係が会見終了をアナウンスすると「僕から締めのひと言を」とマイクをとった。

「これから台本を書き、キャスティングが始まる。僕はキャスティングに思い入れがありまして、俳優さんは全員大好きだし、歴史上の人物も大好き。大好きな人たちをいちばんいい形でと思っている。小栗くんを含め、これ以上ないキャストで皆さんに発表していきたいと思っている」と語り始め「オファーを受ける俳優さんたちに言いたいんですけど、もし自分が『やばいかな』『スネに傷持ってるかな』と思う方は断ってくださいと切に思っております。なんで引き受けるんだと」と力説した。

ピエール瀧や沢尻エリカ被告など、違法薬物による逮捕、降板が相次いだ大河ドラマの事態を念頭にした呼び掛け。チーフプロデューサー清水拓哉氏は、対策の具体案について聞かれると「あったら教えてほしい」。また「企画やキャストの発表のたびにそれ(キャスティング対策)がついてきてしまう状況が残念」と話した。