自宅で合成麻薬MDMAやLSDなどの薬物を所持したとして、麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた女優沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日、東京地裁で開かれた。

<事件経過>

19年11月16日 警視庁がMDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕。目黒区の自宅マンションでMDMAを発見。

同19日 沢尻容疑者は「MDMAは数週間前にイベント会場でもらった。これまでに大麻やLSD、コカインも使った」などと供述。使用時期についても「10年以上前から違法薬物を使用していた」と説明。

同20日 尿を警視庁の科学捜査研究所で鑑定したところ、MDMAを含む違法薬物の成分は検出されなかった。

同26日 沢尻容疑者と共同して合成麻薬MDMAを所持したとして、警視庁が麻薬取締法違反の疑いで知人男性を逮捕したが、12月20日に不起訴処分に。

12月6日 東京地検が沢尻エリカ被告を起訴。保釈金500万円を納付して保釈。そのまま東京・新宿区内の総合病院に入院し薬物治療を開始。