俳優東出昌大(32)が10日未明、都内スタジオで、主演するテレビ朝日系「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(木曜午後9時)のクランクアップを迎えた。1月16日に放送開始して間もなく、女優唐田えりか(22)との不倫が原因で、妻で女優杏(33)と別居していることが報じられた。クランクアップ後、東出はスタッフ、キャストに謝罪し、涙ながらにあいさつしたことが分かった。

関係者によるとこの日、ダブル主演する桐谷健太(40)らと撮影に臨んだ。メインキャストがほとんどそろった撮影となり、出演者によるあいさつが行われた。桐谷が「コノヤロー! また2人で笑顔で仕事をしたい」と愛情たっぷりに東出を紹介すると、東出は声を詰まらせ、言葉が出ない様子だったという。そして深々と頭を下げた後、「皆さんにご迷惑をおかけしました。許されることではないですし、俳優としてというより、人間としてあらためていきたい」などと話し涙ぐんだ。スタッフ、キャスト1人1人に「おつかれさまでした。ありがとうございました」と、あいさつして退出したという。

新型コロナウイルス感染拡大の状況をかんがみ、打ち上げは行われなかったが、関係者は「とても温かい雰囲気でのクランクアップでした」と話した。

同作は、初回は平均視聴率12・0%と好発進したが、その後は9・7%、10・3%、8・3%、9・3%、9・9%、9・7%、9・4%と1桁で推移(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。12日の最終回で巻き返すかどうかも注目される。