漫画家の小林よしのり氏(66)が、全国民に向けた一律10万円の給付について「ナンセンス」だとし、「コロナ対策の現場に湯水のようにカネを注ぎ込んで欲しい」と異論を唱えた。

小林氏は17日、「国民一律10万円より、医療関係者の給料を爆上げ」のタイトルでブログを更新。「小さなマスクを2枚づつ配ったり、国民一律10万円給付したり、ナンセンスなことばっかりやってるが、そのカネを全部、医療機関に寄付したらどうだ?」と書き出し、「医療用資材を徹底的にそろえて、コロナ対策をしている医療従事者には、最低200万円の給料を与えればいいじゃないか。自宅に戻らずホテルに泊まる医者は宿泊費を全額、国が補償すればいいし、最先端で戦う医者には月額1千万だろうと2千万だろうと補償してやればいい」と、国民への給付金を医療現場に向けるべきとの私見を述べた。

「医療崩壊だけは避けなければならない」と小林氏。「コロナ対策の現場に湯水のようにカネを注ぎ込んで欲しい。国民一律10万円なんか要らない」と訴えた。