新型コロナウイルスに感染して入院中の、元NHKアナウンサーでフリーアナの住吉美紀(47)が1日、公式ブログを更新し、「コロナ記」と題して、これまでの経緯をつづった。現在も入院中で、まともな声を出せないとしたが「平熱や微熱まで熱が下がってきました」と現状を報告した。

異変を感じたのは小さなせきだったという。TOKYO FMのレギュラー番組に自宅からのリモート出演準備していた時だったそうで「4月15日朝、コンコンという小さな空咳がちょこっと出始めた、というのが始まりでした。のど飴を舐めれば普段だと治まるような小さな咳払いが、なんとなくずっとある。しかし息苦しさや大げさな咳はない。翌日、少し熱っぽさを感じて熱を測ると、37・2度ありました」と振り返った。

ストレスが強いせいだと考えたそうだが、せきが出はじめた2日後には熱が38・2度まで上がったという。その日のうちに39度台に上がり、39~40度の熱が1週間続いたとした。胃のむかつきや吐き気、頭痛もあったそうで、高熱が出て3日目に夜間救急に行ったことが入院のきっかけになった。

住吉は「いま思えば本当にあのとき入院できてよかった。もしも入院していなかったらと思うと…正直、ゾッとします。間違いなく、life changing event。もう元には戻れない、人生観も変わりそうです」と記した。

さらに「このウイルスはスルっと入り込んできます。私自身、神経質なくらい気をつけていましたが、それでも、職場など最低限と思われる接触でも感染してしまうこともあるんだということを実感しています。そして一度感染、発症すると長いです」と注意を呼び掛け「自分の体はほんとにがんばってくれた。病室から見える街路樹の緑と青空が綺麗です。嗚呼、生きてるって、素晴らしい!」とつづった。