NHK札幌放送局は4日から3夜連続で同局制作ドラマ「3ROOMS」(4日午後11時40分、5、6日同11時50分)を放送する。

新感覚の“スマホのぞき見”ドラマと銘打ち、画面に横並びした3台のスマートフォンが、「3つの部屋」での物語を映し出す。「3つの部屋で同時進行の物語が進み部屋同士がスマホを通じてつながる」という制約で作られた3作は、脚本を北海道出身の若手劇作家が担当。撮影にiPhoneを使用し、長回しを多用する演出などに挑戦した。

第1夜の「座敷笑死テレポート」は、3部屋にそれぞれ<1>引っ越しの荷造り中に座敷童子に出合う女子高生<2>笑いが止まらなくなる男<3>超能力「テレポート」を練習する中年が登場。時間の経過ととも登場人物が複雑に絡み合うSFコメディーだ。脚本の深浦佑太氏は「狭い部屋で大いに振り回されるコメディーをぜひお楽しみください」とコメントした。

第2夜「カレのひとくち」の村田こけし氏は唯一の女性脚本家で、「女子にこだわった」と恋愛サスペンスを制作。第3夜のシニカルコメディー「かっこいい隣人」の井上悠介氏は「他の部屋をのぞいて楽しんでいる人たちを見るという視聴者だけの特権を楽しんでいただければ」とPRした。