22歳の若さで23日に亡くなった女子プロレスラー木村花さんが出演していたフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の打ち切り発表から一夜明けた28日、同局の番組公式サイトはレギュラー番組の一覧から外され、出演者情報などが削除された。「この度、番組に出演されていた、木村花さんがご逝去された事について、改めてお悔やみ申し上げます」などとコメントがアップされているのを見ることができる。

また、同局の配信サイトFODでは、第1話から全ての配信を停止している。

一方、先行配信していたネットフリックスのサイトでは新作の配信こそ停止されているが、すでに配信済みの第42話までは見ることが可能だ。木村さんが初登場する第20話「Third Flower」は、28日午後5時の総合配信ランクで4位(日本)となっている。

27日にフジテレビと制作会社のイースト・エンタテインメントが、今後の収録及び放送、FODでの配信を中止することを発表していた。木村さんには放送内容のことで、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が寄せられていた。

木村さんがSNSなどで激しく誹謗中傷されたのは、同番組の第38話だった。3月末にネットフリックスで先行配信され、18日にフジテレビで放送された。前話で京都旅行のダブルデートをした際に、好意を持っていた同居男性に木村さんが不信感を持つ。そして、木村さんが洗濯機に入れていたプロレス用衣装に気がつかなかった、その男性が自身の衣類と一緒に衣装を洗濯、乾燥して縮ませてしまった。木村さんは「人のこともっと考えて暮らせよ」などと憤り、男性の帽子をはたき落とした。