NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の5月29日に放送された第45回の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、音(二階堂ふみ)は希穂子(入山法子)から鉄男(中村蒼)を拒否する理由を聞く。それは鉄男が勤める新聞社の社長が、鉄男を娘の婿にほしいと希穂子を訪ね、別れてほしいと手切れ金を渡したのだった。申し出を拒むなら、鉄男を解雇するという。希穂子は鉄男の幸せを願い、踏ん切りがつくと思ってそれを受け取っていた。

裕一(窪田正孝)から誘われて鉄男が書いた詞に、裕一がメロディーをつけた「福島行進曲」がレコードになり、ようやく裕一はプロの作曲家デビューを果たす。喫茶店バンブーでレコード発売のお祝いパーティーが開かれる。希穂子がお祝いにやって来る。そこで鉄男は「希穂子じゃなきゃだけだ。一緒に生きて欲しい」と希穂子に伝える。しかし希穂子は別れを告げ、去っていった。

音は男女の機微を感じ、記念公演の最終選考に臨む。情感たっぷりに歌い上げ、見事に主役に選ばれる。