女優羽田美智子(51)主演のフジテレビ系連続ドラマ「隕石家族」(土曜午後11時40分)の最終回が30日、放送される。

20XX年。巨大隕石が地球に衝突するまであと半年となった。終末の日が目前に迫る中、ギリギリの秩序を保つ日本の東京・世田谷に5人家族の門倉家が住んでいた。ごく普通の主婦として生活してきた門倉久美子(羽田)は、自分の気持ちに正直になりたいと「私、好きな人がいます」と衝撃の告白をして、高校時代の同級生の片瀬清人(中村俊介)のもとへ家出。最後の時を家族一緒に迎えたいと願っていた夫・和彦(天野ひろゆき)をはじめ、門倉家は大混乱に。しかも家族それぞれが秘密を抱えていた。地球最後のスペクタクルホームドラマ。脚本は小松江里子氏。

最終回で、退職した会社の倉庫からマッサージチェアを盗んで売っていた疑いで逮捕された和彦(天野ひろゆき)。「家族は俺の無罪を信じているはずだ」と思っていたが、そのころ門倉家では、久美子(羽田)、長女の美咲(泉里香)、次女の結月(北香那)が「絶対にお父さんはやっている」と盛り上がっていた。

冷静な美咲は和彦の会社に電話。退職金どころか一時金も出ていない事、倉庫から和彦の指紋も出ている事を突き止め、家族に伝える。そこに運送会社の男が、和彦の依頼でしゅうとめの正子(松原智恵子)のマッサージチェアを引き取りにやって来た。高値で取引されているらしいという運送屋の発言に「やっぱり動かぬ証拠」と色めき立つ家族たち。

やがて、真犯人が捕まり、和彦は釈放される。犯人が見つかってよかったじゃないと言う久美子に、和彦は「長年家族のために働いてきた父親を、全員で寄ってたかって疑うなんてひどすぎる」と憤慨する。

しかし、取り調べや久美子との面会で、なぜ黙秘を続けていたのか問い詰められるとシュンとしてしまう和彦。そこには和彦なりの家族愛あふれる理由があったのだ。

こうして、家族の絆がより一層強固になった門倉家。久美子は片瀬(中村)との関係に決着をつけることに決めた。家族か? 純愛か? そしていよいよカウントダウン。門倉家はどう過ごすのか? そして地球の運命は? スペクタクルホームドラマが、ついに完結する。