関西在住5人組アイドルグループ「たこやきレインボー(たこ虹)」が31日、手話ダンスを披露するオリジナルソング「一緒に帰ろう」のミュージックビデオ(MV)を初公開した。

「おうち時間」の中、今の生活への思いをこめて、メンバーの彩木咲良(18)が作詞作曲を担当した。

共同生活を送る「たこ虹ハウス」にいる時間を使って、彩木がギターで今の状況や仲間への感謝を歌った曲を制作。その楽曲に、ツアーバンドである「たこ虹バンド」のメンバー(ユニコーン手島いさむ、川西幸一ら)がリモートで伴奏をつけてサプライズでプレゼントした。

歌詞を多くの人に届けたいという思いで、歌詞を手話にしたダンスで曲を表現したという。新型コロナウイルスの影響で記者会見で手話を見る機会が増え、その大切さを実感。手話ダンスパフォーマーのHANDSIGNが振り付けを担当した。

彩木は「いつも共同生活をしているメンバーの顔を思い浮かべながら書きました。私たちに限らず、家族や友人など大切な人がいる方にも共感してもらえるような歌詞、みんなで歌える簡単なメロディーを意識して作りました」と話した。

MV撮影時を振り返り、春名真依(19)は「手話ひとつひとつに込められた意味をしっかり理解しながら丁寧に踊りました」。根岸可蓮(19)は「相手に伝わるように考えながら踊るのがすごく難しかったです」とコメント。

堀くるみ(20)は「撮影は歌詞にも出てくる『私たちの家』のリビングで行ったのでリラックスしてできました」。清井咲希(20)は「手話は手の動きだけじゃなくて、表情も含めて手話だということを教えていただいたので、いつも以上に全身を集中させて、普通に踊るくらい汗をかきました」と振り返った。