NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の9日に放送された第52回の平均視聴率が21・0%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、裕一(窪田正孝)は、音(二階堂ふみ)と娘の華を連れて福島に帰ってきた。藤堂先生(森山直太朗)から誘いを受けた校歌完成披露会では、子どもたちが元気に校歌を歌う姿を見て、作曲のお願いを引き受けてよかったと喜んだ。そして宴席であいさつした裕一は藤堂先生に感謝と故郷への思いを語った。披露会が終わって、藤堂先生と会話をしていると、お腹を大きくした川又銀行での同僚、菊池昌子(堀内敬子)が満面の笑みであいさつしてきた。藤堂先生は自分の妻だと紹介し、裕一は驚いた。終わって裕一らは実家に向かった。しかし緊張して家の中に入れなかった。華が泣きだしあやしていると、そこに母まさ(菊池桃子)や三郎(唐沢寿明)が姿を見せ、笑顔で華を抱く姿に胸が熱くなった。家の中に入ると、店の商品などはなくなり暗く静まりかえっていた。半年前に閉めたことをまさから聞いた。その晩、川又銀行の同僚や喜多一に働いていた人たちが集まり、裕一の凱旋(がいせん)祝いの宴会が開かれた、という内容だった。