EXILE TETSUYA(39)が監修したダンス映像教材が、「文部科学省選定」に認定されたことが16日、分かった。アーティストによる教材が同選定に認定されるのは初めてとなる。

文科省では、12年度から中学校学習指導要領で、ダンスなどを必修とし、現在ダンスの授業では、創作ダンスやフォークダンスとともに「現代的なリズムのダンス」が実施されている。

TETSUYAは「現代的なリズムのダンス」の教育現場におけるダンス教育の現状や問題点などを早大大学院スポーツ科学研究科で研究し、18年3月に修士課程を修了している。今回の映像教材「中学校の現代的なリズムのダンス授業~レクチャームービー~」は、指導する教員の困難さを解消し、効果的な指導法や授業デザインを提案するものとして制作され、映像内の授業では、EXILE佐藤大樹、GENERATIONS小森隼、中務裕太も参加している。

TETSUYAは「今回の教材は、(大学院時代の)論文を『見える化』した映像教材になります。全8時間の単元構成において『現代的なリズムのダンス』の基礎を習得したり、応用として活用したりすることができます。先生方の困難感が軽減され、先生と生徒の皆さんが一緒に自由で楽しいダンス授業を作っていただけたらうれしいです」とコメントしている。

今回の選定に向けては、所属するLDH JAPANと包括連携協定を締結している長野県とともに取り組み、昨年度にデモ版を長野県内の中学校数校で実践。修正などもしながら、文科省が定める「教育映像等審査制度」に申請し、先月18日に認定を受けたという。