竜星涼(27)と犬飼貴丈(26)が27日、都内で行われた主演映画「ぐらんぶる」(英勉監督、8月7日公開)プレミアム夏祭りイベントに、はっぴを着てみこしに乗って登壇した。

「ぐらんぶる」は「good! アフタヌーン』(講談社)で14年から連載を始め、累計発行部数500万部超を記録した井上堅二、吉岡公威両氏原作の同名漫画の実写化作品。離島の大学に入学した男子大学生が入った“無法地帯”と言っても過言ではない大学のダイビングサークルを描く。

竜星は「史上、最も服を着ていない主人公を演じました。服の大切さ、ものの大切さが分かりました」と笑みを浮かべた。撮影をふりかえり「(シーンは)裸ばっかりですけど、和気あいあい。大人になって、久々に青春を味わわせてもらった。沖縄に行って花火を見たり、ダイビング映画なので、きれいな海を見て楽しかった」と語った。

裸での演技が多く、草むらで寝転がるシーンの最中に、毛虫に刺されたという。竜星は「布って、こんなに大事だった。草むらで全裸でお芝居することはない。見事に毛虫に刺された。背中が、かゆくてかゆくて…服が大事」と、かゆさを思い出したのか表情をゆがめた。

犬飼は「楽しく撮影させていただいた。男性の肌色がすごく多く、撮影が徐々に進むにつれ、慣れていく自分が怖かった。僕だけはフラットでいたかった」と、裸での撮影が多かったと明かした。司会が一瞬、この日のイベントでも脱ぐかのようなフリをすると「(今日も脱ぐかと思って)ビックリした」と苦笑いした。

竜星との演技も裸が多く、犬飼は「裸の付き合いを毎日していた。心の距離の縮まり方が早い。心も体も丸裸になって隠すものがない」と絆の深さを強調。竜星も「僕らの全てが詰まっている」と自信満々だった。

主人公伊織役の竜星とイケメンなオタク耕平役の犬飼のほか、古手川千紗を演じた乃木坂46与田祐希(20)、千紗の姉奈々華役の朝比奈彩(26)、浜岡梓役の小倉優香(21)、吉原愛菜役の石川恋(27)が、浴衣を着て登壇した。