WOWOWは31日、20年度第1四半期決算概要を発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大によりスポーツや音楽イベントが延期、中止となった影響を受け、正味加入件数が8万人減(新規加入10万件、解約件数18万件)となり「影響は極めて大きい」。売上高(連結)は196億4000万円で、前年同期から6億3700万円の減収。「動画配信サービスの普及により、お客さまの選択肢が増えていることも、加入件数の純減という厳しい状況になった」とした。

海外のスポーツイベントが再開し始めており、8月31日からは大坂なおみ、錦織圭が出場する全米オープンテニスも連日生中継する。田中晃社長は「2人の活躍に期待している。閉塞(へいそく)した状況の中、明るい希望をともしてほしい」。8月以降、スポーツ、音楽、オリジナルドラマなど積極的にコンテンツを投入し、加入を取り戻したいという。