黒柳徹子(86)と生田斗真(35)が、朗読劇「ハロルドとモード」(9月28日初日、東京・EXシアター六本木など)で初共演することが3日、分かった。79歳と19歳の、60歳差恋物語に挑戦する。

同作は、71年に米で映画が公開。ブラックユーモアをちりばめながら、年齢差のあるちょっと変わった2人のラブストーリーをコメディータッチに描き、多くの支持を得た。その後舞台化し、77年には日本でも上演。現在でも根強いファンを持つ。79歳のチャーミングな女性モードを黒柳が、モードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルドを生田が演じる。

1年ぶりの朗読劇出演となる黒柳は、77年の日本公演や、故長岡輝子さんがモードを演じた同作の舞台を観劇したという。「その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました」と明かした。生田との初共演を受けて「ものすごく楽しみにしています」と期待を寄せた。

黒柳との共演について、生田は「とても楽しみにしております。しかも、恋人役だなんて! 夢にも思わなかった出来事です。黒柳さんの人間力、人をひきつける魅力の根底にあるものに少しでも触れられたら幸せです」とコメント。新型コロナウイルス感染拡大を受けて主演舞台が上演中止となっており「ある意味リベンジだと思っております。使命感を持って精いっぱい務めます」と誓った。