日本テレビ系「24時間テレビ43」で22日から始まったシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(48)の持ち込み企画「募金ラン」の助っ人ランナーが23日、続々と発表された。

毎年恒例の公道を使ってのチャリティーマラソンが、新型コロナウイルス感染予防の観点から中止。今回は、安全な私有地の5キロのコースを1周走るごとにランナーが10万円を募金するというチャリティー企画が行われている。

午前6時30分ごろに元女子レスリング世界王者の吉田沙保里さん(37)が登場。メインパーソナリティーを務めるジャニーズWEST重岡大毅(27)の号砲で、高橋さんとともに黄色いたすきをかけて笑顔でスタートを切った。「走るのは大の苦手です。長距離は一番苦手です」と明かしつつ「Qちゃんから誘われたら走るしかない」と、約1時間で10キロを完走した。

3人目は「news every.」(月~金曜午後3時50分)でキャスターを務める元バドミントン選手の陣内貴美子(56)。地元の熊本が、16年4月に熊本地震、今年7月にも令和2年7月豪雨という大きな災害に見舞われた。「私が走ることで何か頑張ろうかなというきっかけになればいいな、そのメッセージが届けばいいな」と思いを胸に、午前7時30分すぎに吉田さんの後を引き継ぎ走り始めた。

そして4人目として12年ロンドン五輪女子柔道57キロ級金メダリストの松本薫さん(32)が登場。「3日前にQちゃんから電話がかかってきまして。しかも何言っているか分からなかったんですよ。なので、走ったら分かるかなと。走ったら、私が募金するんですよね。新しいシステム過ぎて分からなかったので…走ったらみえるのかな」と、意気込んだ。10キロを完走した陣内と肘タッチを交わし「私も動く!!」と記されたたすきをかけ、走り始めた。

ラストの5人目は高橋さんの「大親友」として登場した、アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(42)。「チームQのみなさん、そして何より高橋さんの思い、気持ちを受け止めて、気持ちを1つにしてがんばりたい」と意欲を示した。現役引退後、20キロ以上走ったことがないというが、「挑戦の気持ちのつもりで走りたい」と35キロを走る予定だ。

雨がぱらつく中、「いい感じのシャワーを浴びて気持ちよく走りたい」と、10キロを走りきった松本さんの後を継いで勢いよく飛び出した。

本企画には、高橋さんとともに、賛同した5人の「チームQ」メンバーが参加。1人目は女優土屋太鳳(25)で、22日午後9時前から走り始め、10キロを走破した。高橋さんは単独で100キロを目指し、「チームQ」メンバーは5人合計で110キロを走りきることを目標としている。