元体操日本代表の田中理恵さん(33)が23日、日本テレビ系「24時間テレビ」で、7年ぶりに体操を生披露した。

10年ロッテルダム世界選手権で、日本女子初のエレガンス賞を受賞。13年に引退し、結婚、出産も経験した。

この日は、ブランクを感じさせないダイナミックで繊細な演技を披露。田中さんは「本当に1カ月間がすごくつらかったんですけど、自分に今できることは何なのかって、すごい毎日考えながら…。今日、全力で皆さんに何か伝わる演技ができたかなっていうふうに感じてます」と手応えを口にした。

新型コロナウイルスの影響で東京オリンピック(五輪)・パラリンピックが1年延期となり、引退を考えるアスリートもいる中で、田中は1日限りの復帰を決意。

アスリートたちに「少しでも前を向いて欲しい」という思いで、7年のブランクを埋めるために、家事や育児の合間を縫ってトレーニング。

エレガント賞を受賞した「エリーゼのために」に乗せて両国・国技館で披露した。