スタジオジブリのアニメーション映画「借りぐらしのアリエッティ」(10年)が28日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」(午後9時)で放送され、平均視聴率(関東地区)が10・6%だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまで「借りぐらしのアリエッティ」は地上波で3回放送され、初回視聴率は16・5%、2回目は17・2%、3回目に9・1%を記録していた。

「3週連続 夏はジブリ」の第3夜。宮崎駿氏が企画・脚本。米林宏昌監督の初監督作品。原作は53年に出版された英国のファンタジー小説「床下の小人たち」。宮崎監督が40年前に読んで印象に残っていた作品で、舞台は現代の日本に移した。2人の老婦人が住む家の床下に、妖精でもなく魔法が使えるわけでもない身長10センチほどの家族が住んでいた。人間に見られてはいけないおきてがあったが、14歳のアリエッティは、病気療養で引っ越してきた12歳の少年に姿を見られてしまうというストーリー。

14日に放送された第1夜の「となりのトトロ」(88年)の平均視聴率は16・5%。21日放送の第2夜「コクリコ坂から」(11年)は11・4%だった。

◆これまでの放送日と関東地区の平均視聴率

・初放送(2011年12月16日)16・5%

・2回目(2014年7月18日)17・2%

・3回目(2017年7月7日)9・1%