ヘンリー王子が15日、3月末に英王室を引退して初めてとなる36回目の誕生日を迎えた。

英王室の公式SNSは、2017年にエリザベス女王主催のヤング・リーダーズ・ワードの授賞式がバッキンガム宮殿で行われた時の写真に「サセックス公爵、お誕生日おめでとう!」とメッセージを添えて投稿。また、不仲説がささやかれる兄ウィリアム王子とキャサリン妃も、17年に撮影されたロンドンの競技場で笑顔でヘンリー王子と共に走る写真と共に祝福メッセージを送っている。

父チャールズ皇太子とカミラ夫人もヘンリー王子のスナップ写真と14年にロンドンで開催されたインビクタス・ゲームで撮影された自身とのツーショット写真に「素晴らしい誕生日を!」と添えて投稿しており、王室を引退した後も家族の一員としてヘンリー王子の誕生日を祝福している。しかし、ヘンリー王子とメーガン妃を巡っては先月、ウィリアム王子夫妻との不仲も明かされた王室離脱の内幕を描いた暴露本が発売されたばかりのタイミングだったこともあり、メーガン妃との結婚前に撮影された笑顔のヘンリー王子とウィリアム王子夫妻の写真に「メーガン妃が笑顔を奪った」といった書き込みや王室引退を嘆く声も多く寄せられている。

夫妻は現在、ロサンゼルス北部サンタバーバラに購入した豪邸で新生活をスタートさせているが、離脱後初めてアメリカで迎える今年の誕生日は家族で静かに祝う予定だと関係者はピープル誌に語っている。

メーガン妃は2人にとって特別な思い出の場所であるアフリカのボツワナを訪れた時のキャンプを自宅の裏庭で再現して祝った昨年の誕生日同様に今年も特別でロマンチックな誕生日祝いを計画していると同誌は伝えており、家族3人で思い出深い誕生日を過ごしたとみられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)